ボーズの翌朝・・・・・・・

masam

2010年01月16日 01:45

小学生の頃は長期休みのたびに


親父の実家


いわゆる田舎に行っていました








近くに川も山も海もあり


一面の田んぼや畑の田園風景


街中育ちのあちきには宝の山でした


半端じゃないくらいの 


「いたずらっ子」


そんな名誉な田舎での称号も貰い


現地の子供達にも呆れられる程の


わんぱく坊主っぷりを発揮してました


とにかくひたすら遊びまくっていました






川の淵に生えている草の下に


そーっと手を突っ込み


鮒やら色んな小魚取り


スッポンを見つけ


恐る恐る棒切れで対決したり


大量の川蟹(毛蟹)にビビって


速攻で逃げ出すことも度々


夜になれば夜な夜な


クヌギの木でカブトやクワガタ取り


30年位も前の話なのに


あまりにも楽しかったからか


今でもはっきり覚えています


田舎のばぁちゃん家と


その周りの田園風景






話しを戻しますが


ボーズだった日の翌朝


親父から久々に起こされました






「ばぁちゃんが亡くなったぞ」


昼過ぎから田舎に行こうとのこと


亡くなったばぁちゃんは


95歳


でした









知らなかったのですが


88歳を超えて亡くなると


長寿で大往生だから


葬式は不幸事ですが


お祝い的な扱いになるとの事








亡くなった日が12日の友引なので


着いた晩は仮通夜でした


翌日13日の夜が本通夜


14日が火葬や葬式となりましたが


14日の晩に初七日まで


短縮してしてしまうとの事


遠くの親類がちょくちょくは


何度も来れないからだそうです





今回は


祝い扱いだからとかで


着いた仮通夜の晩から


葬式の後の飲み事まで


ひたすら酒を飲んでました


ってか飲まされてました










仮通夜と通夜の晩


若手?のあちきは


寝ずの線香番です


前日釣りに行った引け目から


病み上がりだとは言えず


3日間ほぼ起きっぱなし


それでも


3日で合計6時間は寝たかな?


それはさておき


通夜の夜ふと外に出ると


雪が積もってました













田舎では数年振りの積雪だとか


無論


偶然なのは理解していますが


ばぁちゃんが亡くなり


その通夜の晩に一面の雪景色


なにやら感慨深くなり


初めてばぁちゃんの顔を


じっくりと眺めていました


そして


色々思い出しました


わんぱく坊主だったあちき


ばぁちゃんとの思い出は


怒られていたことばかり・・・


いつもいつも逃げまわっていたから


昨年会いに行ったときも


いい子ぶってるようでバツが悪く


遠目にしかばぁちゃん


見れませんでした


もちろん声をかけるのも


いまさら照れ臭く感じてしまい


結局後ろのほうで見ていました


よくよく考えると


ばぁちゃんの顔って


あまりまともに見たこと


ありませんでした・・・・







孫の中では一番手をかけたはずです


そんなばぁちゃんが


先日亡くなりました






昨年から危篤が続いていたので


意識がはっきりしている内にと


数回会いに行ってましたので


今回


亡くなった事には驚きませんでした


見かけとは裏腹に


意外と涙もろいあちきなんですが


火葬の際でも


何とかかろうじて涙を堪えれました


ですが





色々思い出しながら書いていると


涙が出そうです


ばぁちゃん色々とごめん・・・


これしか言葉が出てきません


存命中に悪いことばかりしてたのに


一度も本心から反省したこと


ありませんでした


今頃ばぁちゃんが天国で


仲の良かったじぃちゃんと


久々に会えていると信じています


ばぁちゃん


ゆっくりとお休み下さい


そして


色々ふざけて怒らせてごめん


最後にばぁちゃん




ありがとう





言葉に出して言えず


匿名でしか素直になれない


不肖の孫より







100%私事の記事を


最後までお読み頂き


お付き合い下さいまして


ありがとうございました







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